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トウヨウモンカゲロウ

トウヨウモンカゲロウ

カゲロウっぽいカゲロウです。

羽化してからすぐ死ぬので、儚いものの喩えに使われますね。

平安時代の歌やそれ以降の古文にも頻出するので、聞いたことある人は多いと思います。

昔の人の書いた古い本は、だいたい、虫・貴族・生臭坊主・季節の情緒・エロ・えぐい下ネタ(今昔物語集や宇治拾遺物語集なんかも結構キツいけど、フェチ物を多く取り扱うAVショップのラインナップよりはマシかもしれないです)・昼ドラ的不倫、このどれかです。もちろん、鎌倉時代後期の軍記物や、江戸時代の国学や蘭学の学術書などは別ですが、大衆向けの本というのは、大抵、身近で日常的な内容です。それくらい昔から、虫は身近なテーマだったということですね♨

 

ちなみに、同じ「カゲロウ」の名を持つ種類が他に結構いますが、

そいつらの口は餌を捕食できるタイプなので、羽化後も意外と生きます。

 

ミミズク

ミミズク

鳥類の方だと思った人、残念でした。

そんな簡単には撮影できないです。

昆虫の方のミミズクです。

最初、ツノゼミの仲間かなって思って調べたんですが、違いました。

まぁ、種類的には、同じ半翅目昆虫なんで、近い仲間ですね。

ちなみに、半翅目は、カメムシ、セミ、ツノゼミ、ウンカとか、汁吸う系の虫が多いです。

アカタテハ

アカタテハ1 アカタテハ2

前にも掲載した気がしますが、とりあえずもう一回。

鱗翅目の蝶業界だと、タテハチョウかアゲハチョウが人気上位ランクの科ですが、

個人的にはこんな感じのランキングです。

1位: アオスジアゲハ

2位: オオムラサキ

3位: ミヤマカラスアゲハ

クギヌキハサミムシ

クギヌキハサミムシ

でかい!!!

はさみが!!マジで!!でかい!!!

ショボいハサミムシはよく見かけますが、こんだけでかいハサミを持ったヤツは初めて見ました。

ハサミムシ界の上位ランクだと勝手に思ってます。

ハンミョウの豆知識

虫との戯れがあまりにも少なく、そして風邪でテンションが低いので、記事でも書いてテンションを上げることにします。

「ハンミョウ」という虫をご存知でしょうか。

知らない訳ないですよね。すみません。

f-hanmyo21  ニワハンミョウ

 

さて、このハンミョウですが、結構色々な小ネタがあります。

 

1: ハンミョウの別名

成虫を追いかけたことがある人は分かると思いますが、何故か草むらに逃げるでもなく、ひたすら見える範囲を逃げ続けます。その様子から、「道教え」と呼ばれているらしいです(僕もさっき初めて知りました)。

ハンミョウのことを書いてるサイトがあったので、リンクを貼っておきます。春にハンミョウを追いかける場景が目に浮かびます。

 

2:毒と効能

ツチハンミョウやマメハンミョウは、カンタリジンという毒を持っています。致死量は1.5グラムです。

ハンミョウを食べる人はあんまりいないと思いますが、もし食べたい時は、この科は避けましょう。

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サド伯爵(SMプレイのサドの語源になった人)が売春婦に飲ませて、毒殺の容疑で捕まった際に使ったのも、ハンミョウから採ったカンタリジンだったらしいです。

ちなみに、カンタリジンですが、微量だと、バイアグラの代わりになるらしいです。

ツチハンミョウの英語名「スパニッシュフライ」を検索すると、まんま虫の名前がついた薬が怪しいサイトで販売されていました。 以下引用

スパニッシュフライは性欲の向上とスタミナアップに焦点を置いて開発されました。服用後30分~45分後に性欲がメラメラと燃え出します。マンネリカップルや性欲が沸かない、勃起力が衰弱している方はもちろんのこと、スパニッシュのような情熱的なセックスを望んでいる方にもお薦めです。

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スパニッシュのような情熱的な云々と書いてありますが、薬名の語源は「スペイン人(スパニッシュ)」ではなく「ツチハンミョウ(スパニッシュフライ)」ということを、販売業者は知らないのでしょう・・・(笑)

あと、よく見るとハエの絵がかいてありますが、「FLY」は上記の通り、ハエの意味ではないです。

英語で、FLYは、ハエだけではなく、飛翔昆虫全般を指す単語です(すみません、実は僕もさっき初めて知りました)。

こうやってみると、インチキ臭い商品が如何に無知な人によって販売されていることが良く分かりますね(笑)

追記: 販売サイトを見てみると、主成分はヨヒンビンと書いているので、そもそもこの薬はツチハンミョウと全く関係ないですね。

3:ハンミョウの幼虫

ハンミョウの幼虫を見たことがある人、意外と少ないのではないでしょうか。実は僕も、抜け殻を2回、生きてるヤツを1回見た程度です。

さて、成虫のハンミョウは肉食ですが、幼虫も同じくです。「ヘビトンボの幼虫が土に住んでるバージョン」と表現すると、一番しっくりきます。

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垂直の穴を地面に掘って、時折出てきて、地上の虫を捕まえて食ってるらしいです。ただ、その瞬間を見たことはまだないです(暇になったら、ナショナルジオグラフィックのカメラマンみたいに、一日中張り付いて観察してみたいです)。

 

というわけで、思いつきで書いた「ハンミョウ」特集でした。

シラホシマダラミバエ

来亭してくれた古民家仲間の春日さんのコップにインした奴

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ミバエと言えば、沖縄にミカンウリミバエという、人為的に絶滅させられた虫がいましたね

不妊虫放飼法の勉強をすると絶対出てくる虫ですね!♨

ヤママユガ

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でたーーー!!!!

やっと来た!!ヤママユガ!!

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シルエットがやばいですね。

「ここにおるで!」っていう主張が激しい感じ、嫌いじゃないです。

 

ちなみに、ヤママユの繭の色は、ほとんどが黄色か黄緑です。

近縁種のカイコの繭の色が、雑種第二代で抑制遺伝子によって白色にならず黄色になるというのは、有名な話ですが、そもそも、カイコの繭の白色というのは、野生のヤママユの黄色に対して、劣勢なのです。

そのカイコに無理やり、欧州産のカイコ(コイツはヤママユの黄色に対して優性な、白色を発色する遺伝子を持っている)を交配させるので、黄色に劣勢の白色遺伝子と、黄色に優性の白色遺伝子が複数混在することになり、抑制遺伝の現象を確認することができるというわけです。

説明がちょっと雑だったので、興味がある人はつぶ亭まで聞きに来てください(笑

トックリバチの巣 コガタスズメバチの巣の初期段階

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やっと見つけた!!!

トックリバチは見てたけど、どこに巣作ってんのやろって思ってたら、荒沼のほとりの雑木林の中にあった!

 

2016/07/01 追記

すみません、嘘でした。

後から分かったんですが、トックリバチではなく、コガタスズメバチの巣の初期段階でした。

まだまだ勉強不足ですね(汗

 

 

 

 

 

ちなみにどうでもいいことですが、コガタスズメバチの学名は、Vespa analis です。

まぁ、Vespaはまだ分かるじゃないですか。そういう名前の原付もあるし、そもそもイタリア語でスズメバチはVESPAらしいですし。

ただ、analisって何やねんwwww

analis(訳:【形】肛門付近の) と 「小型」、全然関係ないwww

しいて言うなら、コガタスズメバチの巣の初期段階が、直腸から肛門にかけての形状に似てないこともないですけど・・・

後学のために、だれかVespa analisの名前の由来について知ってる人居たら教えて下さい♨♨

(膜翅目の専門家じゃないと絶対知らん気がするけど・・・・)

ミカドトックリバチ

ミカドトックリバチ(益虫)

ケツもとっくりみたいな形してるんですが、名前の由来は巣の形にあります。

ミカドトックリバチの巣

とっくりっぽいですよね。

残念ながら巣の写真はネットから引っ張ってきたやつですが、たぶんつぶ亭の近くのどっかにもあると思います♨