カゲロウっぽいカゲロウです。
羽化してからすぐ死ぬので、儚いものの喩えに使われますね。
平安時代の歌やそれ以降の古文にも頻出するので、聞いたことある人は多いと思います。
昔の人の書いた古い本は、だいたい、虫・貴族・生臭坊主・季節の情緒・エロ・えぐい下ネタ(今昔物語集や宇治拾遺物語集なんかも結構キツいけど、フェチ物を多く取り扱うAVショップのラインナップよりはマシかもしれないです)・昼ドラ的不倫、このどれかです。もちろん、鎌倉時代後期の軍記物や、江戸時代の国学や蘭学の学術書などは別ですが、大衆向けの本というのは、大抵、身近で日常的な内容です。それくらい昔から、虫は身近なテーマだったということですね♨
ちなみに、同じ「カゲロウ」の名を持つ種類が他に結構いますが、
そいつらの口は餌を捕食できるタイプなので、羽化後も意外と生きます。